ちょっとマニアックな記事になります。
興味のない人はスルーしてくださいm(_ _)m
ある本を購入した際に一緒に梱包されていた本
田中修著 「つぼみたちの生涯 花とキノコの不思議なしくみ」
とても参考になったので、気になる文章でヘレボについて考えてみた。
アメリカのガーナーとアラードが大豆について調べたところ
「季節により変化する昼と夜の長さに反応して蕾ができる」
ということ発見しました。
植物が昼と夜の長さで季節を知る利点は、狂うことなく正確であるということ。
今年のように急激に暑くになってしまっても、昼と夜の長さは変わることなく
毎年同じ時期に同じ時間を刻みます。
そして、太陽の光が植物に当たる時間は日々変化しますが、
規則正しく繰り返されます。
植物たちは、当てにできない気温よりも毎年狂わない昼と夜の長さの変化を
季節の訪れの目印にしているのです。
植物のこのような性質は、個々の植物の性質ではなく
長い進化の過程で身につけた性質であって、
このような性質を身につけた植物種が、
自然淘汰の中を生き残っているということになる。
つづく