ちょっとマニアックな記事になります。
興味のない人はスルーしてくださいm(_ _)m
ある本を購入した際に一緒に梱包されていた本
田中修著 「つぼみたちの生涯 花とキノコの不思議なしくみ」
とても参考になったので、気になる文章でヘレボについて考えてみた。
植物たちは季節を決めて花を咲かせているが、何を基準にして咲かせているのか?
温度の変化から?
風の暖かさ、または寒風で季節を感じるのか?
毎年同じ時期に咲かせるということは
植物が季節の訪れを温度で感じて花を咲かせているのだろうか?
「植物は何故花を咲かせるのか?」
植物は種子を作るため、子孫を残すために花を咲かせるのなら
「植物は何故、季節を決めて花を咲かせるのか?」
という疑問に置き換えられる。
著書には3つの役割があると考えている。
1つは「仲間や子孫の個体数を増やすことである」
2つ目は「その植物の生活する範囲を広げることである」
3つ目は「植物の姿では耐え難い、都合の悪い環境をしのぐこと」である。
ここで注目したいのが3つ目の役割。
暑さに弱い植物は、夏の暑さに耐えるために、春に花を咲かせて結実し
夏を種子の姿で過ごしているということである。
菜の花やスイトピーが例として挙げられているが
夏に弱いヘレボも含まれるんじゃないかな?
ヘレボが春に咲くのは、来たるべき夏に備えて
2月下旬から3月に咲いているということになるよね。
つづく