ちょっとマニアックな記事になります。
興味のない人はスルーしてくださいm(_ _)m
ある本を購入した際に一緒に梱包されていた本
田中修著 「つぼみたちの生涯 花とキノコの不思議なしくみ」
とても参考になったので、気になる文章でヘレボについて考えてみた。
植物は都合の悪い環境までに蕾をつくり花を咲かせ、
種子を結実しなければならない。
寒くなってから、暑くなってから慌てて蕾をつくり花を咲かせていては
種子の姿で寒さや暑さをしのぐには間に合わない。
花を咲かせ、種子ができるまでに、ある程度の日数がかかるはご存じでしょう。
多くの草花類では1~2ヶ月必要です。
植物が種子を作れる温度には限界があり、
冬に弱い植物は気温の低下してから花の準備を始めては
花が咲くころには気温が低すぎて種子はできない。
低温だと結実しないの?
気になって調べてみた。
この冬の2月にヘレボの交配をしましたが、結局1つも結実しませんでした。
花粉は12℃以下になると全く受粉しないようです。
もし、寒い季節に受粉させるなら、
交配後は室内で2~3日様子を見るといいでしょう。
ヘレボも含めて植物は夏や冬という季節の訪れを前もって知っており
蕾をつくり花を咲かせているということ。
植物は耐え難い環境をしのぐために
温度が変化する前に、季節の到来を知らなければならないのだ。
そうしないと生きていけないのである。
つづく