ある本を購入した際に一緒に梱包されていた本
 
田中修著 「つぼみたちの生涯 花とキノコの不思議なしくみ」
 
とても参考になったので、気になる文章でヘレボについて考えてみた。
 

蕾は芽の中にある成長点という場所で生まれる。

成長点はもともと葉をつくる場所であり、そこから葉がつくられる。

花が咲くということは、成長点が葉をつくるのを止め、
 
蕾をつくる状態へ転換しなければならない。
成長点が蕾になれば無限に成長するという芽の性質は消えてしまう。
二度と葉が出ることはない。
 
無限に葉と芽を作る能力を持つ芽は蕾をつくり、やがて枯死していく運命となる。
(ヘレボはちょっと違うね(⌒~⌒)
樹木の場合も個々の芽にとっては同じで、
 
花を咲かせた芽は種子を結実するだけで、枝として伸びだすことはない。

蕾を生むのは命がけなのである。

植物は葉・茎・芽のどの部分で夜の長さを感じるのか?

それは葉に暗闇を与えた場合に蕾は生まれる。

多くの植物は約15分の長さの違いを認識する。

朝顔は長い暗闇を1回感じとると蕾を作る。
しかし、電灯をつけっぱなしでは蕾をつけない。

植物が咲く季節になっても花が咲かない場合。

それは一晩中ついている街灯の影響かもしれないよ。
 

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