ある本を購入した際に一緒に梱包されていた本
田中修著 「つぼみたちの生涯 花とキノコの不思議なしくみ」
とても参考になったので、気になる文章で
ヘレボ(クリスマスローズ)について考えてみた。
この記事を書くの、久しぶりだな~。
夏休み、ようやく終わった ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪
植物は夜の暗闇の長さを「葉」で感じ、それを「芽」に伝えなけれはならない。
「葉」から「芽」に蕾をつけるための合図として移動する物質を
『フロリゲン』(花成ホルモン)ととソ連のチャライヒャンが名づけ、
一定の長さの闇を感じた「葉」で『フロリゲン』ができ、
それが「芽」に送られると蕾ができると考えた。
その『フロリゲン』という物質を手に入れることができれば
好きな時期にそれを植物に与え、自由自在に開花させることができる。
1937年に存在を発見して以来
長年研究者たちが『フロリゲン』を取り出す研究をしてきましたが
このたび世界で初めて解明されたという記事を見ました。
以下、記事を転載します。
開花ホルモンの働き解明、世界初 早咲き遅咲き「自在」に
植物の花を咲かせるホルモン「フロリゲン」(花咲かホルモン)が開花のために作用するメカニズムを、奈良先端科学技術大学院大の島本功教授や大阪大の児嶋長次郎准教授らのグループが世界で初めて解明し、1日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
葉で作られた「花咲かホルモン」を茎の先端で受け取る受容体も発見。受容体を介し花を作る遺伝子が活発に働くようになっていた。
グループは既に花咲かホルモンの合成促進で年中咲く秋ギクを作っている。今回、イネでホルモンと受容体の結合強度を変え、開花を早めたり遅くすることにも成功。好きなときに花を咲かせる技術実用化に近づく成果。
幻だった『フロリゲン』の発見!
近い将来、季節に関係なくヘレボが咲く?なんて時代がくるのかもしれないね!
つづく